安松幼稚園 創立60周年 - 育友会会長と現教職員(先生)の想い

平成20年度 安松幼稚園 創立60周年 - 育友会会長と現教職員(先生)の想い

平成21年2月11日に、安松幼稚園 創立60周年・安井千代園長 在任60年の記念式典並びに祝賀会を執り行いました。
多くの来賓の方々、一期生を初めとする多くの卒園生、過去のPTAの役員の方々、在園児の保護者、5才児、安松幼稚園の旧職員等、総勢約500名が集いました。


安松幼稚園 創立60周年・安井千代園長 在任60年

安松幼稚園からの学び ―― 私が60周年企画を提案した理由

育友会会長 山本真由美


安松幼稚園創立60周年・安井千代先生園長就任60年おめでとうございます。心からお祝い申しあげます。
 子どもがある年齢になりますと、「幼稚園」という社会に出すわけですが、私達親も、その社会を充分に理解しておく必要があると、私は思っています。幼児期に、親も子もどんな社会に身を置くかで、実はこの時期の子供の成長・親の成長に大きな違いが出てきます。
 先生、親が挨拶しない園。子供が挨拶するわけがありません。それでも大人たちは平気です。ゾッとします。
同じ先生があまり続かない園、その園にいったい何があるのでしょう。
役員を決める時、先生が一軒一軒電話をしてお願いする園って? 親の役割って何でしょうか。

 私は安松幼稚園に子供を通わすようになった1年目から、安松幼稚園のこれまでの歴史を知りたいと思っていました。教育に対する信念や想いは、入園してすぐに伝わりましたし、伝統も感じました。その後も色々な活動を通して、安松の教育を肌で感じながら、やはり一本の教育方針をぶれずに60年も続けるのは、すごい事だと思ったからです。
きちんとした教育の方針、信じて守り続けてきた想い、先生の質・レベルを上げるために惜しみなく磨いてきた事 等々。
 教育のプロとして、子ども達を導く姿勢がぶれなかった社会が、ここ安松幼稚園にあると思います。
私は安松幼稚園の伝統には、「昔のことを守るだけではなく、受け継がれたものの上に、今の子供に何が必要かという事を柔軟に取り入れていく」面があると感じています。
 だから私は、安松幼稚園のどんな“歴史”や“伝統”を、今、私達と私達の子どもが受けているかを知る事はとても大切ではないかと思い、60周年の企画を提案した次第です。
本日はおめでとうございます。




大きな懐の中に抱かれて

現教職員を代表して 教諭 平松理子


 60年という長い年月の中に、園長先生が積み重ねてこられた重みを改めて実感したあの時……。
その一端に自分自身が「現教職員」としているのだと思うと、言葉では言い尽くせない熱いものが込み上げてきました。
毎日、一瞬一瞬、機を逃さずに子ども達と向き合い、全力で駆け抜けてこられた歴史
その土台の上に今があるのだということ
大きな温かい懐の中に抱かれているということ
今、この時に巡り合えたことに胸が一杯です
脈々と受け継がれてきた伝統を、これからの未来につないでいきたい――。教わった“凛とした真摯な心”を忘れずに!!
安松ファミリーの一員として、この60周年を迎えられたことに、感謝致します。