お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:お楽しみ音楽会を参観して

平成15年6月
唱歌・童謡
年長梅組 酒井陽子

 昨日いただいた「お楽しみ音楽会のプログラム」読ませていただきました。
そこに掲載されていた新聞記事に、「鯉のぼり」が小学校の音楽教科書から消えて久しいと書かれているのを見て、ショックを受けました。
私自身、昔習った勇ましい感じの曲で、けっこう好きだったなあと思いつつ、佑奈に「『いらか~の波と~♪♪』って、知らないよね」と聞くと、二つ返事で「知っているよ」と言い、歌い出したのにはびっくり!!「だけど、いらかって知らないよね」と聞くと、「屋根の瓦のこと」と、答えました。
私は「すごいね。よく知っているね」と誉めつつ、それをご指導下さった先生と安松幼稚園に感謝の気持ちでいっぱいです。
佑奈は、年中の誕生会では「めだかの学校」も歌いました。これからも、たくさんのすばらしい歌を教えてやって下さい。
音楽会、とても楽しみにしています。

平成15年6月
巣  立  ち (お楽しみ音楽会を参観して)
年長桃組 芝野久美

 いつも有難うございます。
今年の音楽会も本当にすばらしかったです。
全園児が先生の目をしっかり見て一生懸命歌う姿は、さすが安松幼稚園だと思いました。
私自身、先生方・子供達の生演奏での歌声を聞いていますと、体が震え、涙があふれてきました。感動で胸が一杯になりました。
そして産経新聞を拝見し写真を目にした時、根来先生は桃組のツバメのお母さん・子供達はひな鳥の様に感じました。すばらしい幼稚園のお母さん達(全先生)から、すばらしい子供達が巣立っていくんだなぁ……と。
また、園長先生の「先生方は幼稚園の宝、子供達も宝、保護者も宝」と、おっしゃられたお言葉、このお言葉が今の学校教育を向上させていく答えだと思いました。(今の学校教育は矛盾だらけです。)
これからもずっと、日本の童謡・唱歌を子供達にご指導下さい。
夫婦共に心に残る音楽会、有難うございました。家に帰った後、娘を抱きしめてしまいました
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

平成15年6月
美しい涙 (お楽しみ音楽会を参観して)
年中ゆり組 樋園加乃代

 先日のお楽しみ音楽会、ありがとうございました。
澄み切った汚れのない瞳で先生をじっと見つめ一生懸命歌う姿は、本当に胸をうたれます。特に年長の「愛の星・地球」は、聞いているうちになぜかしら涙があふれ、止める事ができませんでした。
ふと隣を見ると、年長のお母さんが大粒の涙をポロポロとこぼしておられました。そして時折メガネをはずしては、涙をふいておられました。私は本当にその時そのお母さんの姿を見て、とても美しいと思い感動しました。
子供を育てていくのは誰しもみな大変で、時にはつらい事もあると思いますが、神様はこんなステキな感動というごほうびを用意して下さったのですネ。
これからも子供と共に泣いて笑って感動して一緒に成長していきたいと思います。
園長先生・安松幼稚園のすべての先生、こんなすばらしい機会を与えて下さってありがとうございました。

平成15年6月
子供が感じた音楽会 (お楽しみ音楽会を参観して)
年長梅組 辻 裕子

 音楽会、感動しました。
「梅組は、何うたうんやぁ?」と聞いても、今年は「ナイショ!」と言われていましたが、毎日毎日“トトロ”“雨降りお月さん”“さんぽ”を歌いながら遊んでいましたので、曲名はバッチリわかっていました。ですからピアノが始まると「これだぁ~!この曲だぁ~!彼が明けても暮れても口ずさんでいた曲だぁ~!」と思い、ジーンとこみあげてくるものがありました。
朝、「ママ、今日は、いよいよ本番やで!」と言って登園した顔までも思い出し、いきなり涙が出てきたんです。
先生を見る子どもたちの真剣な目、今までの練習の成果を見てもらおうという気迫の様な張りつめた瞬間がたまらなかったです。歌詞が進むにつれ、私は感動で胸がいっぱいになってきました。そして子どもの口からも聞いていた通り、指揮の先生が子どもの横に並んで一緒にうたうという場面がありました。とても良かったです。あの瞬間、先生と子どもたちが一体となって最高潮に盛り上がったのではないでしょうか。
練習の過程では、いろんな事があったことでしょう。最初は「大きすぎるどなり声で歌ったから、おこられたねん」「そんなどなり声では、お嫁さんが馬から落ちてしまいますよ」と、あそびの中で言ってた時もあります。「もうきれいな声でうたえるねん」「梅組、上手って言われたねん」etc. そう言っているかと思うと「トトロは長いから、なんかしんどいねん」「今日は歌ばっかりでイヤな日やったな」etc.
「今日は藤原先生も横に立ってうたったねん」「さんぽは、桃と桜組の子が、歩いてくるねん」「さいごは、かっこいいんやでー!」「あー楽しみやなぁ、音楽会」と、子どもの言葉からも山あり谷ありの練習の様子が伺えました。
私は年間行事の中で、この音楽会が一番好きです。4月に始まった新しいクラスがこの音楽会で本当に一つのクラスとしてまとまり、先生方との信頼関係でバチッ!と結ばれるような気がするからです。
音楽会をやり終えた夜、喬介はつぶやきました。「あー、音楽会嬉しかったなぁー、ドキドキしたけど」子どもたちの満足感・達成感で満ちあふれた顔を、私は一生忘れないでしょう。ここまでご指導くださった先生方に心から感謝しています。本当にありがとうございました
この素晴らしい音楽会という行事を、ずっと続けて欲しいなと強く思いました。

平成15年6月
ビデオ楽しみです
年中きく組 西浦明子

 今年もビデオ楽しみに待っています。
皆さんはどれほど幼稚園のビデオを見ておられるかわかりませんが、うちの幼稚園のビデオはすごいです。もうすり切れる位よく見ています。真生と妃菜が大好きで、必ず毎日見ていると思います。真生は、幕間に先生が「そちらの方も、いす空いていますんでー」とかいう所まで覚えているようです。
きっと今年のビデオも、元とりすぎる位見てくれると思います。楽しみにしています。

追伸:おばあさんによると、泣いている下の子も、音楽会のビデオが流れてくると泣き止むそうです。
追伸:今春社会人になった当園のある卒園生は、くじけそうになった時、幼稚園の時のビデオを見て、「あんなに直向きに過ごしていた時期があったんだ」と思って、元気を回復しているそうです。

平成15年6月
教育ってこういうことかもしれない
(お楽しみ音楽会を参観して)
年長桃組 橋野美佐子

今日の音楽会の感想は感動の一言でした。
選曲もよかったです。桃組の『愛の星 地球』は、涙がでてしまいました。いつまでも私の側にくっついていた我が子が、環境問題にかかわる歌をうたっていることにも感動しました。
子供が、実家の母に電話をしました。
産経新聞に音楽会の記事がでること、今日一生懸命歌ったこと、色々話していました。そして『おばあちゃん《われは海の子》って知ってる?』そういって電話越しに二人で歌っていました。
『教育』ってただ知識や技術を教えるだけでなく、こういうことかもしれない。 なんとなく思いました。

平成15年6月
余 韻 (理事長からお母さんへの返信です。)
理事長 安井俊明

メール拝見
私は、今も音楽会の余韻にひたっています。
産経新聞が今日の午後3時ごろ園に届き、先生全員がむさぼりつくように記事を読みました。
私も今日の音楽会では、涙腺が異常ではないかと思えるほど、涙が溢れました。(この音楽会は、毎年、ハンカチを忘れると大変です)
産経新聞の記者にも、「音楽会の目的は、単なる歌うという技術の伝達にあるのではなく、人間としての背骨を育てていくところ、また世代を超えて文化を伝えていくところにあるのです。そこに興味があれば取材下さい。」と、話しました。
お母さんのメールに、「子供が実家の母に電話をしました。産経新聞に音楽会の記事がでること、今日一生懸命歌ったこと、色々話していました。そして『おばあちゃん《われは海の子》って知ってる?』そういって電話越しに二人で歌っていました。『教育』ってただ知識や技術を教えるだけでなく、こういうことかもしれない。 なんとなく思いました。」とありました。
こういうお手紙を頂くと、今までの苦しかったことが全て消え去り、私も含め、全ての先生方の喜びとなり、「また頑張ろう」というエネルギー源になります。
本当に安松幼稚園の先生方は、幼稚園の宝です。子供が宝であることは言うまでもありません。そして園の大事にしていることを、同様に受け止めてもらえる保護者の感性もまた園の宝です
お楽しみ音楽会を終えた後の、喜びと達成感に満たされながら返事を書きました。(一生のうちで、あんなに尊い涙をどれほど流すことが出来ましょうや!!)
追伸;園長先生には頂いたメールを早速見せ、ともに喜びました。
月曜日に全ての先生に、回覧します。

平成15年6月
音楽会の感想 1
理事長 安井俊明

昨年(平成14年度)のお楽しみ音楽会後も多くの感想をもらいましたが、そのうち2点を紹介したく思います。
◎年中きく組 香川満枝さんのお手紙から抜粋
 昨年の今頃は、4月からの幼稚園生活のことを考えると不安でいっぱいでしたが、今思うと、笑い話になってしまいました。心も体も1年前と比べると大きく成長できました。
………
歌の大好きな子どもなので、園で教えてもらってきた歌を、いつも歌っています。それを聞いている祖母が、孫と一緒に歌えるとすごく喜んでいます。流行の歌を歌う幼稚園が多い中で、昔からある心に響く歌を教えてくれるので、祖母も安松幼稚園が大好きです。
 この1年の成長をもっと伸ばせるように、新たな気持ちで子供と接していきたいと思います。(注.15年度は、年長さんに進級しています)

平成15年6月
音楽会の感想 2
理事長 安井俊明

◎年長 高野真理子さんのお便りの要約
※幼稚園であれだけの大曲に取り組んでいて感動しました。
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 結婚されるまで小学校の先生をされていたそうですが、その時に、14年度の音楽会の曲である「未知という名の船にのり」「気球に乗ってどこまでも」を教えた経験があり、とても難しいと感じていました。(この2曲は、NHKの小学校合唱コンクールの歌だそうです)
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 幼稚園の子どもがしっかりと歌いこめていた。
 先生たちがここまで指導して下さって、本当に大変だったと思います。
※唱歌・童謡を安松幼稚園が大切にしていることについて
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小・中の教科書から唱歌・童謡が減ってきている事に私も疑問を感じていた。音楽会の時に、安松幼稚園の考え方を聞き、全く同感です。
  ↓
 「歌詞が難しいから、戦争の内容だから、時代にあわないから……というのではなく、それこそ説明して語り継いでいくべきだと思う。……」と、今、自分が親になって気付きました。
 自分が教えた子どもたちは新しい曲しか知らないまま大人になってしまう…。新しい曲をどんどん入れましょうという時代の流れに乗せられてしまった。
 幼い頃に学んだ歌は、一生忘れることはないのに……。
  ↓
やっぱり聞いていて心にジーンとくるのは唱歌です。普段から唱歌・童謡を多く教えて下さって感謝しています。
 今回(14年度)の音楽会の選曲は、新旧とりまぜていて本当に素晴らしかった。感動をお伝えしたく、まずはお礼まで、ありがとうございました。
(15年度は、小学校に進級しています)