お母さんからのお便り

安松幼稚園の雰囲気が
よくおわかりいただけると思います

記事カテゴリ:皆 同じ様に悩んでいるんですよ 初めて子供を集団生活に出す時は… 安心して送り出して下さいね

平成17年3月
早生まれで幼稚園に出すこと とても心配しました
年少きりん組 山田美和

 伊藤先生へ
1年間大変お世話になり、ありがとうございました。
実は私は、優樹の入園を反対していました。
早生まれだし、オムツも取れていないし、上手にお話が出来ないし……、何よりも可愛くて手離したくありませんでした。
入園式が近づいても、やっぱり通わせたくなくて……。
初めてバスに乗せた日も、優樹の不安そうな顔を見ると心配で、早く帰ってこないかなぁと思っていました。理事長注;どのお母さんも、初めて子供を外に出す時は同じ思いですよ)
でも先生からの電話で、園の様子を聞くことが出来て本当に安心しました。今では、毎日幼稚園から嬉しそうに帰ってくるのを迎えに行くのが楽しみです。
「ママ、おしっこ上手に出来たよ?」って帰って来た日は、思わず抱きしめてしまいました。
「ライオン、ガオー」って、帰ってきた日は本当に楽しかったみたいで、家でもライオンのお面をずっとかぶっていました。
母の日には「ママ、プレゼント」と言って、幼稚園で作った花束を何度もくれました。
「幼稚園に行かない」って泣いた日には、ビックリしました。帰ってくると「楽しかった」って言うのに、朝になると泣き出して……。(誰だってそんな経験はありますよ。例えば、大人でも会社に行きたくない時やお母さんでも今日はゆっくりしたいと思う時があるのでは? 
そんな時は、お母さんがドーンと構える事です)

……少し略……

誕生会は、すごく感動しました。
優樹の成長した姿を見て、涙が止まりませんでした。伊藤先生のお話を聞いて、私達と同じくらい子供達に愛情を注いでくれているのがわかりました。それから先生の優しさや素直さも……。
先生には、子供との接し方や親としての心構えなど、たくさん教えて頂きました。 優樹だけでなく私達も少し成長できたと思っています。
優樹にとっても私達にとっても、初めての担任の先生が伊藤先生でよかったです。1年間ありがとうございました。

追伸;優樹も私達も伊藤先生が大好きです。
これからもよろしくお願いします。

【伊藤先生からの返事です】

山田さんへ

心に響くお手紙ありがとうございました。
入園当初のお母さんの気持ちがよく伝わってきました。
今、うしろから「優樹、しっかりね」と支えているお父さん・お母さん……、温かいなぁと想います。

5月12日、立って上手におしっこが出来るようになりました。お母さんと電話で喜び合いましたね。優樹さんを何度も抱っこしたっけ……

お弁当が大好きで、「伊藤先生!見て!」と、いつも見せてくれました。

「伊藤先生!伊藤先生!」と、1年で何回呼ばれたでしょう。

自分の気持ちをお話し出来るようになりました。

バスの中から家が見えると、「優樹のおうち、あれ!」と指をさして教えてくれました。みんなの先生に話していたようです。

ボールで遊んだ時は、投げて遠くに行くと「ヤッタ?アハハ!」と喜び、転んだ時は「痛い」とちょっぴり泣いた日もありました。

友達と“かごめかごめ”をしては、「山田優樹くん!」と言われ、「当ったり~!」と、嬉しそうに真ん中に座っていました。

誕生会では、立派に歌い発表しました。
周りが見え、落ち着いたこと、私の話した事を素直にめいっぱいに吸収してくれたなぁと、胸がいっぱいになりました。
練習を重ねるごとに音程がとれ、とてもきれいな声に変わったんですよ

本当に大きくなりましたね。


お母さんの不安は、優樹お兄ちゃんが吹き飛ばしました。 もう大丈夫です
早生まれのお友達も、みんなそろって年中さんへ進級です!! バンザーイ
年中さんでも、たくさん新しい発見があるでしょうね。 また教えて下さい

嬉しい春です
優しく 強く たくましく
優樹さんの成長を願っています

【園長先生の添文】
進級おめでとうございます
年少の後半はすごい伸びで、先生一同喜びました。
よく学び、よく遊んで下さい。今後を楽しみにしています。

平成17年3月
園長先生の肩は柔らかくすごく暖かくて(No.1)
年中きく組 坂東朋美

……少し略……

子供への声かけやスキンシップの大切さについてのお話を聞いて、どうしてもお礼を言いたくなり、お手紙を書くことにさせて頂きました。
1学期の終わりも近くなった社会見学の朝、泣きながら幼稚園に来た娘を見送った後の私に声をかけて頂き、「お母さんがもっとドッシリ構えて!!」と園長先生に、お忙しい中 お話して頂きました。
子育てをしていて初めて壁にぶち当たったような気持ちで、いちばん辛かった時に、私の気持ちを察して下さったかのようなタイミングで声をかけて頂き、本当に嬉しくて、幼稚園の玄関先にもかかわらず泣いてしまいました。
お話の最後に、園長先生が私の両手を取って、園長先生の両肩に私の両手をのせて「お母さん、がんばりなさい。社会見学、思いっきり楽しんでいらっしゃいね。」と優しく言って下さいました。
その時の園長先生の肩は柔らかくてすごく暖かくて、今も忘れることは出来ません。園長先生は子供たちだけでなく、私たち母親のことも優しく見守っていて下さるんだと安心できるような穏やかな気持ちになりました。本当にありがとうございました。
私のような大人でも こんな気持ちになるんですから、きっと園長先生に触れてもらった子供たちは、すぐに暖かい魔法にかかって園長先生を好きになってしまうんでしょうね。

……少し略……

ずっとお礼を言いたかったのですが、御礼が遅くなり……略……


幼稚園で身についたことが自然と出てくるようになりました
(No.2)
年中きく組 坂東朋美

……少し略……
 先週の金曜日、娘の縄跳びに、初めて赤リボンがつきました。小さい頃からまじめな子でしたが、とてもあきっぽく、年少の秋に「ママ、縄跳び買って!」と言われ、与えた時から「早くリボンがつくようになりたい!!」と頑張ってはいたものの、1回も跳ぶ事が出来ずにいました。私も主人も、娘のことだからすぐに飽きて縄跳びを止めてしまうだろうと思いながらも応援していました。
 最近はマンションの廊下に出て、1人で一生懸命に練習を続けていました。
先日、もう暗くなってきたので家の中に入らせようと玄関のドアを開けようとした時、ドア越しに聞こえていた縄跳びの音が止んで「こんにちは!!」と、大きな声で、廊下を通る人に自分から挨拶する声が聞こえてきました。そしてしばらくたって「さようなら!!」と、また声が……。   ……少し略……
 私のいないところでも、ちゃんと挨拶をすることが出来るようになっていることに、本当に感動しました。
 いつも先生方が、「萌々香ちゃんは、幼稚園ではしっかりやっていますよ。心配ないですよ」と、言っていただいていた通り、本当に幼稚園で身につけたことが外でも自然に発揮できるようになっていることを実感し、先生方にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 そんな嬉しい出来事があった次の日に、ついに縄跳びに赤リボンがつき、「ママ、赤リボンがついたよー!!」と、目をキラキラさせて私に報告する萌々香を見て、涙が出そうになるほど嬉しかったです。
 帰りには藤原先生や、普段お話する事のない伊藤先生にも「萌々ちゃん、赤リボンつきましたよ!」と、声をかけて頂き、こんなに暖かい先生方に見守られているから、あきっぽかった萌々香のやる気も驚くほどに育つんだなぁと、本当に嬉しく思いました。
 いよいよ次は生活発表会ですね。
萌々香は藤原先生チームになって、毎日の練習の話を嬉しそうに聞かせてくれています。
 12月2日を、本当に楽しみにしています。


理事長注;
この1年間の萌々香さんの成長ぶりを見守っていて、1学期のお母さんの悩みも今なら思い出話になるかなぁとも思い、この時期に掲載をお願いしました。非常に個人的なお手紙だったのですが、同様に悩まれているお母さんや後輩のお母さんへの参考や励ましの一助として、掲載を快諾いただきました。
萌々香さん、挨拶も生活の中でも自然に出来、縄跳びも根気よく練習しました。そのたくましく成長した姿に全ての先生が喜んでいることを付記します。

平成17年3月
この1年で いっぱい刺激をもらって 大きくなりました
年少うさぎ組 西浦明子

 いつもお世話になります。
早いもので、もう入園してから1年が経つのですね。
入園式の日、教室に入って私と離れるなり……少し略……。それから数日、数十日、数ヶ月?? 慣れるまで先生方には、大変ご苦労をかけたと思います。迎えに行ったらニコニコ顔なのに……少し略……
授業参観に行っても泣かれるし、6月の音楽会はどうなるかと思いました。が、立派に大きな口をあいて、やり遂げる姿を見てとても嬉しかったです。言葉数もかなり多くなり余裕が出てきたようです。幼稚園の流れもわかって、家でも「これからバスの放送をしようと思います」なんて、楽しんでいます。
3月の誕生会の朝、藤原先生が「今日は誕生会ですね」と、声をかけてくれたこと、「素晴らしい、年中の先生まで年少の誕生会のことを把握して声をかけてくれるなんて」と思いました。
そして待ちに待った誕生会、ホールに誕生会さんが入った時、私も胸一杯でした。その時、亀山先生も胸一杯だったんですね!!そして娘が歌を歌って自己紹介をした後、亀山先生も猪田先生も私と同じく涙をぼろぼろ流してくれていました。そんな先生方に毎日囲まれて、本当に安松幼稚園の子は幸せだと思います。立派に誕生会をやり遂げてくれて本当によかったです。
昨年の今頃は、入園手続きをしたけれど大丈夫かなぁと思っていました。この1年で、一杯刺激をもらって大きくなったと思います。入園させてとても良かったです。亀山先生、この1年間ありがとうございました。またこれからも今と変わらず、よろしくお願いします。


理事長注;
言葉の意味を理解していても、口から出るのに早い・遅いがあります。また生活環境に慣れるのにも、早い・遅いがあります。2・3月の早生まれなども、3歳児入園では心配の一つかもしれません.。
こういう心配は、どのお母さんにも多かれ少なかれあると思います。西浦さん・山田さん・坂東さん・奥野さんには、そういう後輩のお母さんへの一つのアドバイスや励ましとして、ホームページの掲載をお願いしました。
年少の最後のお誕生会では、「わぁ、みんな同じような事を心配してたんですねぇー」という 各お母さんのホッと安心(?)した感想が多く出ました。

平成17年3月
他のお子さんの話も聞けて
(母親が成長し余裕をもつことの大切さ)
年少うさぎ組 奥野愉美

 亀山先生へ

……少し略……
ある時期幼稚園に行くことを嫌がり相談したこともありましたが、その成長をあたたかく見守り、時には厳しく、そして後押しして下さったのが先生でした。
3学期になってからは心身共に、本当に著しい成長を見せました。ある時期から人が変わったようにしっかりしました。その日幼稚園でどんなお話をしてもらったのだろうと不思議でした。きっとそのお話を聞いて、彼なりに考えたことがあったのでしょう。
毎朝サッと目を覚まし、それまで以上に幼稚園に行くことを楽しみにし、お腹の赤ちゃんにも優しくなりました。それと同時に生活のリズムもきっちり決まり、ご飯もよく食べ、風邪もひかず、体つきもしっかりしてきました。子供の成長に感動し、先生方のご指導に感謝するばかりです。

 それから先日の初めてのお誕生会、思っていた以上に心に残るものとなりました。子供が自己紹介し歌を歌った後、家族から子供の1年の成長の感想を述べ、みんなでお祝いする時間があった事は、とても良かったと思います。
突然だったので私は上手くお伝えすることが出来ませんでしたが、他の子供さんのお話を聞いて、我が子だけではなかったんだ、同じように大変な時期もあったんだと安心しました。
それから子供たちみんなが元気一杯で一生懸命であったこと、お誕生会の主役でない子供たちが静かに座ってお祝いしてくれたことなど、発表会とは違ったあたたかい雰囲気で、子供の成長をみんなで祝う事が出来たのは、母親の私にとっても大きなものでした。1年後の年中のお誕生会が楽しみです。

 子供と共に、私は母親も成長させて頂いた1年でした。
母親が成長し余裕をもつことも、子供の成長を促す要因だと改めて思いました。
来年もどうぞ、母子共々よろしくお願いします。