理事長エッセイ

先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り

平成26年8月1日
理事長 安井俊明
安 松 幼 稚 園 に 吹 く 風

【I】安松幼稚園に吹く風
 一学期も終わり、今年も多くの出来事に心を震わされました。
 安松幼稚園の教育の眼目は、子供に教え込む・知識を注入するのではなくて、子供から引き出す ことにあります。そしてその為には やる気スイッチをONにすること が必要になります。
education(教育) の 動詞形 educe の元の意味は、引き出す ということですが、どうすれば、やる気スイッチをONにすることができるか、本稿では、安松幼稚園に吹く風(教育活動の流れ)について触れてみます。

 安松幼稚園で私が最も誇りにしているのは、先生方の熱意・本気さであり、それが全ての教育活動の原点になっています。風の流れを、図式化してみましょう。

① 先生の熱意・本気が子供に届き、
    ↓
② 子供も本気になり、子供のやる気スイッチON そして強固な信頼関係が築かれる
    ↓
③ その結果、教え込むのではなくて、
子供から色々な事を引き出す教育活動が可能となる







【Ⅱ】お母さんからの感想
先生方の熱意があふれ一人一人の子供に伝わっているのが
子供の表情を見るとよくわかり(年中・水原さん)
 先日の参観日は、娘の生き生きとした姿が見られ、とても嬉しかったです。
サーキット運動では、子供達の気迫と躍動感に驚き、とても感動しました。
先生方の熱意があふれ、それが一人一人の子供達に伝わっているのが、子供達の表情を見ていると本当によくわかりました。……少し略……参観後の指導にあたってのお話を聞き、先生方の御指導に改めて感謝しました。
上の娘がお世話になっていたので安松幼稚園のすごさは良くわかっていますが、やはり何度見ても、子供達の懸命な姿には涙が出ますね……。先生の熱意にも涙が出ます。


懸命な子供達の姿(年中・曾我部さん)
  年中になり、より幼稚園生活を楽しんでいるように思います。
先日の授業参観でのサーキット・トレーニング。
想像を絶する内容で、懸命な子供達の姿に、思わず涙が出ました。
素晴らしい!! の一言に尽きます
これ程の素晴らしいトレーニングが見られるなら、主人にも来てもらえば良かった……と、後悔したほどです。
 お世話になって良かった! と思うことは日々ありますが、あの日は、その思いが一番強かったかも知れません。本当にありがとうございます。


子供の持っている力を引き出す やる気スイッチを入れてもらえて(年少・芝野さん)
 先日の授業参観(5月16日)では、想像以上の集中力で驚きました。
子供の持っている力を引き出す、やる気スイッチを入れる
このことが どんなに大変か……
 それがなされていることに、本当に感動しました。そして感謝しています。


やらされているのではなく自分から楽しんでやっている(田尻町長・原明美さん)
 毎年音楽会へお越しのそしてご自身が声楽家の田尻町長・原明美さんが、「子供達はやらされているのではなく、自分から楽しんでやっている。すごいことですね。特に5歳児の歌唱は、どこへもっていっても恥ずかしくない。なぜなら5歳の子供が、大人の私達を感動させてくれるのだから。」と激賞され、続けて、安松幼稚園の芸術(音楽や美術)に対する理解の深さと子供達への実践を高く評価下さいました。
というのも、約20年前のお子さんの在園を通して、安松幼稚園を昔からご存知なのです。


先生めっちゃ本気 だから僕らも本気で歌うねん(年長・岩田さん)
 音楽会の前日、私が晃季に「明日はいよいよ音楽会やねぇ。」と話すと、晃季は「先生、めっちゃ本気やで。だから僕らも本気で歌うねん。」と言いました。うわぁ、なんかいい関係やなぁと思いました。


子供の可能性を引き出して下さった事 感謝の想いでいっぱい(年長 吉木さん)
 素晴らしい音楽会でした。感動をありがとうございました。
謙悟が あんなに表情豊かに歌えるとは!  正直驚きでした。
梅組さんの歌声、歌っている表情から、川口先生が梅組さんに歌に対する想い・伝えたかった事すべてが伝わっているような気がし、「心」で歌っているなあ~と感じ、涙・涙でした。
その中の一人として謙悟がいる事、謙悟の可能性を引き出して下さった事、川口先生に感謝の思いでいっぱいです。
私もお母さんコーラスに参加させて頂くので当日、「ママも緊張するわ~」と、話をすると、「ぼくは川口先生の目を見て歌ったら緊張しないから、ママは花篤先生の目を見て歌ったら緊張しないやろから大丈夫やで! 今日はぼくは、梅組さんの歌・年長さんみんなの歌があるからママのコーラスさんの歌聞かれへんけど、ママがんばって!」と……。逆に励まされました。……
 どうも謙悟をかなり子供扱いしていたようです。これからは、自信を持って見守る事ができそうです。
これからが楽しみです。ありがとうございました。
(川口先生、梅組のお友達のやる気スイッチを入れ、能力を最大限に引き出しました。とても嬉しいです。)


心の底から本気でやることの大切さ、音楽会で龍河は学ばせてもらいました(年長 髙野さん)
 先日の音楽会、本当に素晴らしかったです。初めて本番をホールで観ることができて、子供達の迫力に圧倒されました。
  妹の雅が芽生え教室で園に行くと、毎回練習中の歌が聞こえてきて、それと一緒に音楽的に細かい部分まで指導をされている先生の声も聞こえてきました。なので本番がすごくすごく楽しみでした。5月、梅組で年長全員の歌“花”を練習中に、雅が教室に入れてもらった時、もうすでに歌声に迫力があったので、あと一ヵ月したら、どんなすごい事になるんだろうと思っていました。
音楽会本番、期待しまくりで観ていたんですが、予想以上過ぎて言葉になりませんでした。
子供達のパワーは未知数ですね。
それを引き出してくれる先生方、感謝の気持ちでいっぱいです。
  龍河は、行きと帰りの車の中はもちろん、ご飯を食べながらや、お風呂の中、本番前は、トイレの中でも歌っていました 
   毎日、「今日はココをこんな感じで歌うように教えてもらった!!」「この歌詞は、こんな気持ちで歌うねん!!」と、先生の言葉を思い出して練習していました。
あまりにも歌うので、雅(理事長注:なんと芽生え教室の2歳児です)も、桜組の歌う2曲と年長全員で歌う花を覚えて、龍河が先生役で音楽会ごっこをしていました。
近くのスーパーで買い物中、雅が歌っていると、龍河が『気持ちが入ってない!!』と言い、ケンカになり、2人とも泣いて、でもその後にまた一緒に歌っていたこともありました。
 これだけ練習して、本番も先生をしっかり見て、終わってから花マルを頂き、龍河も大満足だろうと思っていました。でも龍河は違ったみたいで、本番が終わった日の夜、大泣きしました。
自分はもっともっと上手く出来た、大きな声で歌ったし、指揮の川口先生と千代田先生の目もちゃんと見てたけど、今日の自分は100%じゃなかった、もう1回音楽会やりたい、悔しい、100%にしなかった僕はアホやと言って泣きました。しばらく泣いた後、もうこんな悔しいの絶対にイヤやから、次に何かあった時は、力 全部全部 出して 100%を100個ぐらい出して頑張るわ.と言って寝ました。
いつもふざけてばかりで、千代田先生に怒られたーと言って帰ってくる日もありましたが、龍河がこんなに真剣に考えていたとは思っていなかったので、とてもビックリしました。
きっと先生の本気が伝わっていたから、ここまで思えたのだと思います。
心の底から本気でやることの大切さ、音楽会で、龍河は学ばせてもらいました。
本当にありがとうございました。


【Ⅲ】熱い風になれ
 国民教育の師父と仰がれた森真三先生は、「教育の眼目は、相手の魂に火をつけてその全人格を導くことである」と説き、「教育に携わる者は、自分の全信念を傾けて教えなければならない」と、戒められました。
 安松幼稚園では、日本の昔からの伝統や文化、美しい情緒などを、次の世代に伝え、先生が正しいと信じることを子供達に熱く語って聴かせることから教育が始まると考えています。
先生や親が示すそのような言葉や態度は、必ずや子供達の魂に火をつけ、今後の人生において、機に応じて蘇ってくることでしょう。