理事長エッセイ

先生の熱意と指導力が安松幼稚園の誇り

平成29年1月18日
理事長 安井俊明
安松幼稚園の大切にしていること
―― 情緒教育と最後までやり抜く力 ――

安松幼稚園の約70年の歴史を振り返り またこれからのあるべき姿を想うとき 安松幼稚園の教育は
●情緒教育そのものである
●負荷を乗り越え 情熱をもって最後までやり抜く力(グリット力)を育む
の2点に 集約されます

安松幼稚園の教育の根本

●情緒教育そのもの
―― 創造的な仕事の源となる美的感受性・美的情緒を育みたい ――


園児一人一人に美的感受性・美的情緒を育みたいと思っています。すなわち安松幼稚園の教育は、情緒教育そのものなのです。
美的感受性・美的情緒とは

  • 野に咲く一輪のスミレを見て美しいと感じる心
  • きれいな詩歌や歌声を聴けば、自然と涙がこぼれるような情感
  • 人と人との助け合いや触れ合いの話を聞き、感動する心
  • 自然、人の生き方、芸術、俳句や詩に、感動し心震わせ涙する心 などです。

そして実は、情緒教育の中で育まれた美的感受性・美的情緒こそ 創造的な仕事の源となるのです。

●負荷を乗り越え 情熱をもって最後までやり抜く力(グリット力)を育む

どのようにすれば、子供達にやり抜く力が備わるでしょうか?
それには、個々の子供を細かく観察し、その子どもに合った適切な負荷を与える。
そして先生の指導や大いなる励ましを受けながら、物事を成し遂げるには、

  • 努力すること
  • 我慢し辛抱すること
  • ちょっとした失敗 等の

経験が必要なことを学んでいきます。
 そして困難や与えられた負荷を乗り越えた後の達成感や、質の高い喜びを味わわせたいと思っていますが、そのためには熱い想いをもった情熱的な先生が不可欠です。
 これらの自分の心・体を通しての経験により、今後の人生において、困難にあってもくじけない勇気・気概・闘志など、情熱をもって最後までやり抜く力(グリット力)が養われていくのです。それらは、一生の宝になります。