理事長エッセイ

新しい年を迎えるにあたって

令和2年12月28日
理事長 安井俊明
井上正康先生に学ぶ  新型コロナ風邪を科学的に考察する一助として

この一年弱の科学的知見によると
新型コロナはもう新型ではなく普通の風邪である

 大阪市立大学名誉教授 井上正康先生と松田学氏の対談をお聞きし、その科学に基づいたお話に我が意を得たりとという想いを強くもちましたので、ここにその内容を紹介します。対談を文字に書き起こしていますので、私の聞き間違いや医学的知識の欠如から、単語が適切でなかったり、要約間違いもあるとは思います。大意をお汲み取り頂き、個々にご判断いただけたらと願っております。

ここの記述は、すべて井上先生のご意見です。
安井の考えは記していないことを、申し添えます。


【Ⅰ】秋口から年末にかけ感染者が増加していることについて
●コロナウイルスの物性からすると、非常に当たり前のことが起こっていると考えられる。RNAウイルスの遺伝子は、湿度と温度が低いと非常に安定する。例えばスマホの表面に付いているウイルスは、今の季節だと、感染力を持った形で、2週間程度は安定して存在している。
もともと私達が子供の頃によくかかっていた普通の(コロナ)風邪もインフルエンザもなぜ冬に流行るのか?
それは、冬は低湿・低温なので、ウイルスが安定するとともに、人の免疫力は冬には低下するので、この2点のバランスにより、昔から冬には、インフルエンザや普通の風邪が流行るのであり、このことは何百年も続いているのである。これについては、6月のサイエンスにも、論文として出ている。
現在政治家は、年末から年明けにかけて勝負の3週間と言っているが、何の根拠もない。新型コロナ風邪は、土着の風邪やインフルエンザと同様に、寒くなる2月に向けてピークになっていくだろう。
●今までも冬になると、おじいちゃんなんかは普通の風邪でコロッと亡くなっていた。(井上先生のお言葉です)当然新型コロナ風邪においても、同様なことは起こり、その数も増加するであろう。しかしながら現在報道されているようにPCR検査の増加している感染者数(正しくは陽性者数)を分母にとり、死亡者数や重症者数をみるとその率・割合は以前より少なく、さらに下がっていき、桜の季節になると自然に消えていくであろう。
上記が、専門的な立場からの予想である。

【Ⅱ】上久保先生の説である 日本ではほぼ集団免疫は達成されている 並びに
日本ではなぜ発生者数・死亡者数・重症者数が少ないのか について

●上久保先生の説は、おおわくで正しく、ウイルス学の基本を押さえた理論である。
実際に新型コロナにかかってないという人から、けっこうT細胞など、コロナウイルスの免疫的な記憶があるということが、日本・海外の論文で報告されている。 早い時期に弱毒ウイルス(上久保先生はK型と呼ばれ、T細胞免疫ができたとのこと)で免疫訓練された地域こそ、 今回の新型コロナ風邪のリスクが少なかったということが、データで示されている。ただ欧米での流行がADE(抗体依存性感染増強)によるものかについては、 まだ学問的に検証されていない。
●日本における日本人と海外から来られた外国人の比率は50:1です。1000人以上かかった時点での新型コロナ風邪の罹患率は、外国人が日本人の14倍だったそうです。 これは日本でいるから集団免疫で罹患しにくい傾向にあるとは言い切れない面を残します。
一方、日本人を含む東アジアでは、昔から4種類の土着のコロナウイルスが存在し、 遺伝子的には、今回の新型コロナのウイルスと50%ぐらいのホモロジーがあり、スパイクの構造(N末端など)が共通しているとのことです。 N末端に対する抗体というのは、土着のコロナにも新型に対しても一気通貫に中和するという論文が出ていて、 日本を含めた東アジアの人々は、海外から日本に来た外国人に比べて、基礎免疫力を持っていたということです。 その上に、上久保先生がおっしゃっている中国からの旅行者が流入し、弱毒のウイルスがワクチンのような働きをして、集団免疫の強化訓練が2月中になされていた。
まとめますと、日本(東アジアを含む)での発生者や重症者、死者が少ない理由として

民族的に、コロナウイルス全般に対する 基礎免疫力(基盤免疫)をもっていた。

❷上久保先生がおっしゃっているように、日本は中国からの入国を遮断するのが遅れたことが幸いして、彼らが持ち込んだ弱毒K型ウイルスに多くの人が感染することで集団免疫が達成され、ワクチンを打ったのと同じ強化訓練がなされたのである。

まさに日本にとって、二つの神風が吹いたのです。
補:民族的な基礎免疫力については他に次のような例があります。

・日本人が海外に行くとお腹をこわすことが多いが、現地の人が平気なのは基礎免疫力を持っているからである。このことを私たちの先人 は、水が変わると体を壊しやすい と言ってきました。

・ヨーロッパの人は、ペストに強い遺伝子集団が広がっているそうです。

・日本人はお酒を飲むと赤くなる人が多いですが、白人は赤くなりません。


【Ⅲ】抗体や免疫力は、どの程度持続するのか
●私達は風邪を毎年引きます。インフルエンザも、かからない人もいますが、2年連続でかかる人もいます。 免疫や抗体がどの程度続くかは、どんな病気にとっても大きな問題です。
新型コロナウイルスの抗体IGGの持続の平均は、36日です。(6月雑誌サイエンス)半減期を考慮しますと、 3ヶ月で10%、半年で1%の人しか持続しません。もっとも症状の重かった人は長く持続します。
普通の抗体検査によって反応しないのは当たり前で、厚労省は、この事実を理解せずに反応したのが0.1%だったので、多くの人がかかっていないと結論づけ、集団免疫を否定したのは、大きな間違いでした。
●今回の新型コロナ風邪は日本では8割の人が無症状なので、3か月後には抗体検査では見えなくなります。
しかし免疫記憶はメモリーとして残っているので、次にかかった時はその日のうちにリンパ球がバーッと分裂してすぐに臨戦態勢を取り、数日熱を出しウンウンして寝ていれば治ってしまいます。これは私たちの昔からの言い伝え すなわち 風邪は三日寝たら治る という経験則と見事に一致します。今回のコロナ風邪を研究することで、従来の風邪についての事象を、深く理解できるという副産物を生みだしたのです。
集団免疫で免疫記憶ができている我々日本人は、PCR検査の陽性者が増えても、重症化したり死亡する比率は下がっているのです。
●ただ来年からの風邪は、今回の新型風邪が普通の風邪として残りますので、おととしまでの風邪に比べて感染力が強くなり、約6倍かかりやすくなると予想しています。

【Ⅳ】恐るべきはコロナウイルスよりコロナ脳 
●風邪でPCR検査をするのは、世界でも初めてです。
マスコミがPCR検査を勧め新型コロナウイルスの恐怖をエモーショナルにあおったのは、明らかに視聴率を取るためです。感染者が少ないままでは、視聴率をとれません。 世界中の酷な映像を見せ、今度の風邪は怖いというコロナ脳を作り上げ、そういう方向に日本の空気感をもっていきました。大騒ぎしすぎです。
日本における今回の風邪程度で、家に閉じこもっていては駄目です。
特にお年寄りの閉じこもりは、普通の免疫力(生きる身体能力)を激減させ、生活習慣病を加速させます。
色々な病原体に対する抵抗力が落ち(フレイル)、この一年で、お年寄りはかなり基礎体力を落としました。(安井注:子供も同じように基礎体力を落としたように感じます)原因は自粛です。日常生活において、外出し歩かなくてはなりません。
ニュースソースがテレビだけという人は、特に問題です。コロナ風邪をひいただけで石を投げられ、冷たい目で見られる。日本人としてあり得ないことが起こっています。
メディアが作った恐怖感によるバランス感覚の喪失が、コロナ脳です。恐るべきはコロナウイルスよりコロナ脳です。(すべては井上先生の言葉・ご意見です)

【Ⅴ】PCR検査とは何か またその問題点は何か
PCR検査では、遺伝子のかけら1/300ぐらい100ピースぐらいを取って鋳型にして増幅させます。30サイクルぐらいまですると、感染しているぐらいが陽性になります。45サイクルまですると、ウイルス1片でも陽性になります。ウイルスの死骸にも反応します。そして陽性者を感染者の数に入れているのです。全く意味のない作業です。(縄文土器のかけらを見つけて大きなフルサイズの土器を発見したと騒ぐのと同じです)
増幅するサイクル(CT値)は国によって異なります。日本やイギリスが高く、台湾は低いです。(30ぐらい)
PCR検査のCT値を上げ、PCR検査をたくさんした国が、感染者が増えたと大騒ぎになっています。
そもそもPCR検査は、遺伝子部分を解析する実験室で用いられる道具です。この検査を発明したノーベル賞受賞のキャリーマルスは、「PCR検査機器は、ウイルス感染症の診断に使うと大変なことになるので、そういう使い方をしてはいけない」と言っているのです。発生した初期の精査されていない間違いだらけの論文と、WHOの怠慢から、現在の狂気が生まれたのです。今では民間が金儲けのための検査を始め、PCR検査はビジネスになってしまいました。そして感染者が爆発的に増えているという仮想空間を作り上げました。
PCR検査は、医療問題というより経済問題になってしまいました。
日本のメディアと、学習しない政治家のせいで、PCR検査は、害毒の本質的な触媒になってしまいました。
発症した人、CTで肺がガラス状になっているなどの患者に対してPCR検査をし、コロナ風邪かを確認するために使うべきものです。
※副産物:コロナはインフルエンザと同じような肺炎を起こすと思われていたのが、今回の研究により、そうではなく、肺の壁の裏側の血管の病気であり、血栓症として全身病になることが分かったそうです。
そして従来の風邪もそうだったと、何百年ぶりに、今回のコロナのおかげで、風邪の病態のメカニズムが分かったそうで、今後の医学の発展に期待できるそうです。

【Ⅵ】日本での今回の新型コロナ風邪は 欧米のそれや インフルエンザの患者数や死者数と比較して圧倒的に少ないのに なぜ医療崩壊間近といわれるのか

●感染者数(本来は陽性者数)・重症者数・死者数が、欧米の数十分の一 百分の一 であるのに、なぜ医療崩壊が起こるのか? またインフルエンザは、年間1000万人を超える患者数が出、亡くなる人も関連死を入れると1万人出ているのに、なぜ医療崩壊とならないのか? と、どなたも思われることでしょう。
●現段階では、よほどの藪医者(井上先生のご発言です)でない限り、普通の風邪と分かっている。
この1年で新型コロナ風邪の正体がよくわかり、関係部署の大臣が「勝負の3週間」とか「よくわかっていないので…」とか話すのは、自分の不勉強をさらしているだけです。
医療崩壊の原因は、

感染症の2類(1類相当)に指定しているので、陽性になった人を見つければ、座敷牢(原則として病院、現在はホテルも可)に収容することが法律で決められているのです。 保健所、病院、医院などのお医者さんは、普通の風邪と変わらないと分かっていても、真面目であればあるほど、死亡率50%を超す1類のエボラ出血熱やペスト、致死率15%の2類であるSARSなどの病気と同じ対応を迫られています。不必要な患者まで病院に入れているのです。症状がない人は入れる必要がないというのが基本中の基本なのに…。2類の指定を早く取り下げることです。最も緊急な課題です。保健所長会議も少なくともインフルエンザと同等の5類以下への引き下げを要望していますが、厚労省は、数日前に、1年間延長すると決定しました。

前項で述べた意味がなくむしろ有害なPCR検査の数を増やし、陽性者を感染者として扱っているからです。PCR検査は、諸悪の根源です。

この状態を井上先生は、「新型コロナはまだよくわかっていないので」という人(大臣)は、よほどに勉強していないか、立場上責任を取るのが怖いので逃げているかだろうとおっしゃっています。
さらに、現在の状況を 行政による人災だ と喝破され、科学的羅針盤を持たない船長(政治家・マスコミ)が、山に船を上げている とまで言われています。

【Ⅶ】インフルエンザが消滅している原因は ウイルス干渉

●インフルエンザは、毎年1000万人以上が感染し、その時期には毎日4万人以上が本当の患者となっています。5千人が亡くなり、関連死も入れると1万人がなくなっています。ところが、新型コロナが出てきてから、この1年で、死者や重症化した人が 1/600 となり、消滅したと言ってもいいぐらいです。
激変の理由はウイルス干渉です。
最初に人体に入ったウイルスは自然免疫を引き出し、インターフェロンやサイトカインの働きが活発になり、防御態勢を作ります。あとからのこのこ来た別のウイルスは、中に入れず、椅子取りゲームで負けてしまうのと同じです。新型コロナウイルスが先に入っているので、インターフェロンに弾き飛ばされて、インフルエンザのウイルスが入っていけないのです。これは昔から分っていることです。
今回のコロナ風邪とインフルエンザの同時流行はあり得ないというのが、大原則です。
しかしここでも、マスコミと政治家は、同時流行が心配だとあおっています。
メディアがあおった恐怖心が、冷静にバランス感覚をもって対処するという判断力を、国民全体として失っているというのが今の現状です。

【Ⅷ】今回のワクチンは遺伝子改変のワクチン(特にこの項目は重要ですので、各人で判断なさって下さい)
●日本は、欧米や南半球の国々とはシチュエーションが違います。かの国では、百倍の重症者や死者が出ています。日本はすでに集団免疫状態にあるので、ワクチンを打つ必要がありません。
今後、医者や国境を超える人たちなど、職業により半強制的に打たれることがあることは誠にお気の毒です。今の空気感からいうと、打たなかったら村八分にされたり殺されたりしかねません。(井上先生のお言葉です)
今回のワクチンは遺伝子改変のワクチンで、インフルエンザなどのワクチンと決定的に異なります。
インフルエンザのワクチンは、卵で育てて、弱毒なものを打っています。
今回の170種類試みられているワクチンは、全く新しいワクチンで、DNA RAN 筋肉に打ってそこで合成させて免疫反応を起こさせる。 人体でやった例は、昨年までは一例もありません。10年~20年のスケールで観ていく必要があります。 遺伝子改変と同じ医療行為になるので、世界中どなたもご存じありません。
SARS MARS の時のワクチン開発で副作用が多く出たので、これこそ ADEにつながっていくのです。
C型肝炎やエイズにワクチンが作られないのも、同じ理由によります。
遺伝子に変化をもたらすのですから、先々何が出てくるかはわかりません。副作用が遺伝子改変という形で出てきたら、元へ戻すことはできません。
ゲノムレベルの注入というのは、遺伝子の核に入り込むこともあり、トロイの木馬のような状態です。
体内に異分子を入れるのですから、自己免疫疾患という副作用が起こる可能性もあります。
世界ではすでにワクチンを打ち始めていますが、来年になれば多くの副作用の報告が上がってくると思われます。 現地でのコロナ風邪のひどさと副作用のバランスの中での選択かなと思います。
大阪大学の免疫学の有名な先生(安井注:安井の想像では宮坂昌之先生)も、「まず当分の間、私は打ちません」とおっしゃっているそうです。
以上、すべては井上先生の言葉・ご意見でした。ただ( )の中で安井注とあるのは安井の感想です。

【IX】最後に 井上先生と同様に、安井も以下の3点の実現を願っています

●新型コロナ風邪について 伝染病の2類指定(1類相当)をなくすこと。それができなければ、インフルエンザと同等の5類指定に変更すること
●現在のようなPCR検査の仕方を改めること
●ワクチンについては十分に説明し、個々の意志に依ること

みなさんにとって 来年がよい年になりますことを願っています

みなさんにとって 来年がよい年に
なりますことを願っています